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小林よしのり
2022.12.30 09:12日々の出来事

「愛子天皇論」の冷静沈着な分析

「愛子天皇論」が賛美だらけになってるが、
自分でハードル上げてたので、いったん安堵した。
だが、もちろんこれで成功とは思っていない。

今の讃美は、わしに対するおべっかかもしれず、
愛子さま推しの仲間うちの評価に過ぎないかもしれず、
かつて『東大一直線』だって『おぼっちゃまくん』
だって『ゴー宣』だって面白くないという人は必ず
いた。
ギャグの分からない人も必ずいるし、「愛子天皇論」
は始まったばかりだ。

だが、評価を固める方法は一つだけある。
単行本になって売れることだ。
ベストセラーになれば成功なのである。

漫画家としてデビューしてほぼ50年、評価は
人気投票だったし、それ以上に評価を確実にする
物差しは単行本の売り上げだった。

特に現実の閉塞感を突破するには、単行本の
売り上げが力を発揮する。
「愛子天皇論」はそれを目指す。
エンタメと理論のバランスを冷静沈着にとりながら。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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